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レーシック手術は怖い?新宿近視クリニックのレーシック体験談

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角膜を削ることで視力回復を図るレーシック手術。
口コミでは「手術時間は10分くらいで大したことなかった!」という声が多いようですが、私の実際の体験を記します。

レーシックとICLで悩んでいた私が、事前検査を経てレーシックを受けることに決めた理由と、手術当日の恐怖体験を綴りました。

事前検査

私が手術を受けたのは新宿近視クリニックですが、事前検査は品川近視クリニックと新宿近視クリニックの両方で受けました。

品川近視クリニックの無料事前検査

品川近視クリニックでは「費用は高くなっても良いか安全性を確かめたい!」というスタンスで行きました。
問診表に費用を重視しているのか、手術の安全性を重視しているのか、などの質問項目があります。
普通の人は両方重視するわけですが、どんな説明を希望するのか、ということですね。
この時点ではICLも選択肢に入れていたので、自分の目に合った一番安全な手術方法を聞きに行こうとしていました。

品川近視クリニックでレーシックを受ける場合、「アベリーノ・ユニバーサルテスト」というDNA検査が必須です。
無料の事前検査でもこのDNA検査を進められますが、費用が10,000円かかってしまいます。
アベリーノ症の問題でレーシック術後に問題が起きるのは0.1%程度。
日本でこの検査を必須としているのは品川近視クリニックだけです。
私は事前検査でのこのDNA検査は断りました。

品川近視クリニックでの事前検査の結果は、レーシックでもICLでも問題なく受けられるとのこと。
視力検査も普段使っているコンタクトと同じ結果でした。

カウンセリングでICLとレーシックの違いや、レーシックの機械の違いなどを丁寧に説明してもらえます。
ICLも検討していましたが、目の中にコンタクトレンズを入れるICLの場合、術後も毎年眼科に行ってメンテナンスしてもらう必要があると聞き、一度手術を受ければそれで終わりのレーシックより面倒だと思ったのでレーシックに決めました。

品川近視クリニックでの見積もりは49万円。
新宿近視クリニックよりかなり高いですが、その差は主に角膜強化剤という近視戻りを防ぐ薬を塗布するためのようです。

土曜日に事前検査に行きましたが、忘れられているんじゃないかと疑うくらいに待ち時間が長かったです。

新宿近視クリニックでの無料事前検査

新宿近視クリニックでは事前にオンライン問診票を書いておくことになっています。
予算や、どの手術を検討しているのかまで聞かれるので、ある程度手術について決意が決まっていないと書けないかもしれません。
その点、品川近視クリニックの方が「何も分からないからとりあえず教えてください」が通りそうだったイメージがあります。

検査内容は品川近視クリニックと同じでした。
品川近視クリニックと度数の結果が違ったので不安になり質問したところ、目の緊張をほぐす目薬を差してから測った新宿近視クリニックの結果の方が正確だと言われました。

無料検査後のカウンセリングで、手術日を予約しました。
後から電話すれば変更も可能ですが、手術日2週間前以降は変更・キャンセルに手数料を取られるので注意です。

料金は、友人紹介制度の10,000円引きを使って、199,000円。
機械の種類は松竹梅で3種類ありましたが、真ん中のVario Designというものにしました。
安い機械でも安全性に問題があるわけではなく、多少ハロー・グレアが激しく出るなど、恐らく受けた本人は気付きもしないような点で差が出るだけのようです。
品川近視クリニックより30万も安いので、金額だけみると不安になりますが、これが角膜強化剤の差で、実際に近視戻りをするのは5%程度と考えると、問題ないと思いました。
近視戻りすればまたコンタクトレンズをつけることも可能ですし、私の角膜の厚さなら再手術も可能のようです。

手術日の流れ

当日検査

まずは当日検査です。
事前検査の内容を全て繰り返すことはありませんが、度数は再度測ります。
事前検査の内容と大きな差が無ければ手術です。

術前目薬

手術前に、複数の目薬を差されます。
ふかふかのソファに案内されて、担当者が目薬を差してくれます。
唯一沁みるのが麻酔の目薬。
右目に差された瞬間に目を開けていられなくなり、左目の麻酔薬がちゃんと入らなかったのではと不安になりました。
目薬を差し終わると、手術が始まるまで目を閉じて休んでいるように言われます。

レーシック手術

休憩が終わるといざ手術。
手術時間は10分程度と聞いていたので大したことないと思っていたのですが、麻酔を打っただけで見えている状態の目を弄られるのは、非常に怖かったです。
手術室にはベッドが3つ並んでいて、自分でベッドを移動しながら手術を受けるようになっています。

まずはフラップ作成。
目を閉じないように開瞼器という器具をはめられます。
自分の目がどういう状態だったのか、手術中は理解できなかったのですが、こういう状態だったんだと思います。

目に器具を押し込まれて、ゴムのようなものがペコっとなる感覚がありました。
この状態のまま上からフラップを作る機械が下りてきます。
ある程度眼圧がかかると目の前が真っ暗になります。
目を開けていたはずなのに見えなくなるので、失明したような恐怖がありました。

両目ともこの操作が終わると、ベッドから起き上がって次のベッドに移動するよう誘導されます。
ここで目を開けてくださいと指示があるので、自分が今まで目を閉じていたこと、目を開ければちゃんと光が見えることに気が付きました。

次のベッドでは、フラップをめくられます。
これは人の手でやられていたようです。
麻酔をしているので痛くはないのですが、ピンセットか針のようなもので目の表面をひっくり返されるのは、気分の良いものではありませんでした。

また、麻酔をかけているとはいえ目を洗浄されるのも怖かったです。
客観的にどういう状態だったのか分からないのですが、目の横から水が流れてきます。
目を閉じられない状態で洗浄される。痛くはないのですが、水が流れる感覚はしっかりあります。

またベッドを移動して、最後はレーザーを照射されます。
目にシールを貼りますと言われて瞼を引っ張られましたが、どこにどうシールを貼られたのかはよく分かりませんでした。
レーザーは、ビームのようなものを想像していましたが、自分の目に見えるのはぼんやりとした緑の光だけでした。

力を抜いてくださいと言われ、自分でもそうしようとしているのですが、どうしても肩に力が入ってしまいます。
手術前に目薬を差してくれたお兄さんが、「順調ですよ!」と言いながら肩を叩いてくれました。
人のぬくもりとはここまで安心できるものなんだなとしみじみ思いました。
レーザー照射時間はほんの12秒だったのですが、とても長く感じました。

術後診察と休憩

レーザー照射後、また歩いて医師の診察を受けます。
この診察は一瞬で終わるので、その後10分はまたふかふかのソファで目を閉じて休んでいるように言われます。
痛いわけではないのですが、沁みるような感じがありました。
沁みるから目を閉じているのか、目を閉じたくても閉じられなかった手術の怖さから目を閉じているのか、よく分からなかったですが、とにかく10分間大人しく休んでいました。

10分が経過すると、もう会計も済んでいるのでそのまま帰るように指示されます。
麻酔が切れるともっと痛くなると聞いていたので、急いで帰りました。

帰宅

眼鏡をしなくても看板の文字を読めたので、視力が回復しているのは分かりました。
が、涙で目がかすんでいるような状態で、しっかりと目を開けて見ることはできません。
電車に乗っている間から沁みるような痛みがあり、目を開けていられませんでした。
手術日は誰かに付き添ってもらって帰った方が良いと思います。

なんとか家に着いた後も目を開けられず、処方された目薬だけはきちんと差して、そのまま目を閉じていました。
何かができる状態ではありません。
家に帰ってからご飯を作ろうと思っていたので何も用意していなかったのですが、お腹は空くけど目を開けられないので何も食べられないというつらい状態でした。
手術は夜にして、帰ったら寝るだけの状態で家を出ることをお勧めします。

気が付いたら1時間ほど眠っていたようで、起きた時には普通に目を開けられるようになっていました。
そのまま寝る支度をして、早めに寝ました。

翌日検診

翌日目が覚めた時には、目に関する違和感は特にありませんでした。
起きた時から見えているので、コンタクトをしたまま眠ってしまったような気がして焦りました。

翌日検診を午前中に予約していましたが、経過は良好。
手術後は目が赤く充血すると聞いていたのですが、私の場合は炎症も充血もなく、普通の綺麗な白目でした。

光をまぶしく感じたり、ドライアイを感じたりすることもなかったです。
目に疲れたような違和感が多少ありますが、手術前日に細菌を抑える目薬を差したときから同じような違和感があったので、この目薬の作用なんだと思っています。

今日は手術から2日目。
特に問題もなく過ごしています。

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