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「読んで満足」から抜け出すために

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読んだ本を自分のものにできているか。
自己啓発ともいえるような読書をするようになってから気になり始めたのは、「読んで満足」に陥っていないかどうかだ。

まだ20代。
今から効率的なインプットができるようになっていれば。今からインプット量を蓄積できていれば。10年、20年後には大きな資産になっているような気がする。ここら辺で、「読書のやり方」を考えてみようと思って読んだのがこの一冊。


山口周さんの著書は「武器になる哲学」以降読み漁っており、コンサル業でも教養が大切だという考え方にはとても共感している。

まず全体的に、本は浅く広く読むものではなく、狭く深く読むものらしい。一回読んで終わりにしては、その本を完全には理解できず、忘れてしまう。色んな種類の本を何冊も読んでもいまいち教養が身に付いた気がしないのは、読んだ本のエッセンスを吸収できておらず、忘れてしまうからだ。これでは読書を生活やビジネスに活かすことはできない。

必要なのは、良い本を深く理解すること。
そのために、大事な本はマーカーを引きながら読み、マーカーの内容を整理し、何度も読み直して、自分の中で深く理解する必要がある。しかし、その「大事な本」を見つけるためにはたくさんの本を読んで探す必要があり、その分野は自分のビジネス領域だけでなく、いつか自分の分野で役立つかもしれない様々な分野だ。

結局色んな本を広く読む必要があるわけだが・・・。筆者は読書の効率性を高めるために斜め読みや飛ばし読みを推奨している。
軽く読んだ結果自分にしっくりこないのであれば、それは今の自分にとっては「大事な本」ではない。様々な分野の本を読んで自分が興味のある分野を見つけ、その分野については深く理解するというT字型読書にはとても共感した。
これから何を読んで、どこにTの深みを作るべきかについては、これからもう少し考えたい。

何を読むべきか

  • ビジネス書
    • 定番・名著
    • 古典・原典の思考プロセスを追体験しない限りエッセンスは得られないので、解説書だけを読んでいても意味がない
    • 応用
    • 自分の事業分野に関して
  • 教養書
    • 哲学
    • 歴史
    • どう生きた人が生き残ったのか
    • 心理学
    • 大衆心理操作、相手への心理影響
    • 医学・生理学・脳科学
    • ストレスマネジメント、神経伝達物質の働き
    • 工学・コンピュータサイエンス
    • 生物学
    • 動物の生態がチームビルディングに役立つことも
    • 文化人類学
    • 観察手法

基本→応用
本業関連→ニッチ部分

という順番が基本なので、20代でIT関連の私なら、まずはビジネス書の定番・名著を読みつつ、技術力を高める本を読んでいく。
30代後半、職位を上げてマネジメントが必要になれば心理学・生物学などチームビルディングに役立つ本を読んでいく。
さらに職位を上げて大きな意思決定をするようになったら、哲学や歴史でこれまでの人類の生き残り方を考察する、
といったところだろうか。

もちろん、それしか読まないというわけではなく、20代なら20代なりに役立ちそうな教養書も読んでいきたいが。

読み方について

山口氏はマーカーを引くために図書館はNG、飛ばし読みがやりにくいため電子図書NGとしていたが、これに関しては私は積極的に活用していこうと思う。
広い部屋に大きな本棚を置くことができ、気になった本を何冊でも買える財力があるならともかく、そうでない限りは図書館や読み放題登録の電子図書を使っていた方が読書への障壁が低くなる。Amazonのkindleなら、電子書籍上でマーカーを引いて、マーカーを引いた部分を一覧表示させることもできる。
また、読んだ本を後から思い出すという点でも、物理的な本棚がなくてもアプリに気に入った本を登録していくことができる。

私が使っているのはReadee

読んだ本、読みたい本などを自分の本棚に登録して、表紙を一覧表示させることができる。

本棚に登録した本に関しては、レビューを書いたり、メモを残したりすることが可能。さらに、自分で本棚の分類分けをして本を種類別に整理することができるのも気に入っている。

本棚に登録した本は、自分の評価順、購入日順など好きな順番で並び替えることができる。

レビューを公開している人が少ないのと、他人の本棚を見られないのは残念だけど。これで著名人や先輩の本棚を見ることができれば完璧なんだけどな。

まとめ

途中からReadeeの紹介になってしまったが、読んだ後に、その本から何を得られたのかを考察し、記録し、思い出せるようにすることで生活につなげるということが大事なんだと思う。

  • どこが面白いと思ったのか
  • ビジネス、生活への示唆として何を得たのか
  • 具体的なアクションとしてこれからどうするのか

「あの名著を読んだ!」という事実に満足するのではなく、その本を読んだことで何を得られたのかをきちんと説明できるように。その本を自分の中で消化することが大事だと思った。


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